年の始めに

 

今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。

 

 

甲乙で始まる十干(じっかん)と十二支の組み合わせが全部で60通りある中の42番目になります。

そして乙は、十干の2番目で、植物の成長にたとえると、「種子の殻を突き破り、芽を出す状態」を意味します。

そして「巳」という字は胎児の形を表した象形文字で、子宮が胎児を包む様子が由来とされ、巳(ヘビ)が冬眠から目覚め地上に這い出すことから

冬に根をはった草木が芽を出し「新しい種子が生まれる」という意味があると言われています。

このようなことから巳年は、力を蓄えていたものが芽を出す「起点」の年、脱皮を繰り返して成長する様から「再生と誕生」を意味する年と言われ

巳(み)と実(み)を掛けて「実を結ぶ」年と言われたりもします。

 

様々なことが著しく変化している昨今、その環境に対応する力が必要とされる中で、課題に直面した際に巳(へび)のようなしなやかさをもって柔軟に対応し

その経験をもとにさらに成長していく、そんな前向きな姿勢を示す一年にしたいと思う年の始めです。

令和7年1月6日

代表取締役 神﨑 亮